中古車の裏技

足回りと走行距離

距離を知る

中古車選びのポイントといえば、上げていったらキリがありません。
そんな中古車だから、自分の捜し求めていた車に出会ったときにはうれしいものです。
誰でもわかりやすい中古車選びのポイントを、いくつか教えますね。
中古車選びの参考にしてください。

中古車にとって、走行距離は大事です。
それと同時に、足回りも大事です。
走行距離は、車の程度の良さに予測を立てることができるバロメーターです。
距離自体は、車が置いてある中古車屋さんを信用するか、ティーラー点検簿があれば、それを信用するしかありませんが、足回りはごまかせません。
足回り、タイヤの溝と、タイヤのショルダー(タイヤの角ですね)を見てみましょう。
もちろん4本ともです。
タイヤを見れば、前のオーナーがどんなふうに乗っていたのかがわかります。

4本同じように溝が減っていたら、タイヤのローテーションもしっかりやるほどメンテナンスをしていたはずです。
確認は必要ですが、ほかの機関についても、メンテナンスをしていた可能性が高いと思われます。
中古車を選ぶ基準としては、優良の中古車といってもいいと思います。

足回りとタイヤ

駆動車輪だけタイヤの減りが早い車は、少し荒く乗られていたと思ったほうがいいでしょう。
乗りっぱなしということも考えられます。
とくに、最近の車はFF(フロントエンジン、フロント駆動の意)前輪駆動車がほとんどです。
走る(駆動)、止まる(制動)、曲がる(制御)が、すべてフロントタイヤの負担となっています。
タイヤのローテーションをしていない車は、このフロントタイヤが極端に磨り減ってしまっていることが多いのです。
FR(フロントエンジン、リア駆動の意)後輪駆動車は、前タイヤのショルダー(タイヤのカドです)を注意してみることです。
駆動している後輪よりも極端に減っていた場合は、要注意です。

4本ばらばらの溝の状態や、メーカーの違うタイヤを履いていたら、さらに要注意です。
ろくな扱いをされていない車かもしれませんから。
もし、中古車屋さんがタイヤを4本とも交換していて、新品だったら…。
わかりませんね。
でも、タイヤってむやみに棄てることができません。
必ずその中古車屋さんが、車についていたタイヤは保管してあるはずです。
見せられるタイヤであれば、見せてくれるはずですよ。
見せてくれない場合はあきらめましょう。
ついでに、その車もあきらめたほうがいいかもしれません。

それでも、その車が欲しいときは、購入してから一度、足回りをディーラーかショップで見てもらいましょう。
足回りは、車が移動するために大事な機関ですので、悪いところがあれば、必ず直してもらいましょう。

ショックとスプリング

足回りでもうひとつ。
ショックアブソーバーというモノをご存知ですか?
タイヤは車体に直付けされているわけではありません。
スプリング(バネ)を仲介して、タイヤの上に乗っかっているんです。
そのスプリングが、道路のでこぼこを吸収しているんです。
スプリングだけですと、スプリングの伸び縮みがなかなか納まりませんので、ショックアブソーバーでスプリングの収縮を押さえるんです。
直接、車の乗り心地に影響するものですね。

これは、年月、走行距離とともにヘタリます。
完全な消耗品です。
ただ、これは新車と乗り比べればわかるという程度のものです。

足回りをディーラーやショップに見てもらうときに、いっしょに見てもらいましょう。


0home見極め TOP